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レースプレビュー:たそがれ時のレースでロペスが連覇を目指す

レースプレビュー:たそがれ時のレースでロペスが連覇を目指す

23/10/2015 09:00

10月31日と11月1日にタイで初めて開催されるWTCCで、ホセ・マリア・ロペスは2連覇を決める可能性がある。

-シトロエンのエースであるアルゼンチン人ドライバーは連覇に迫っている
-ホンダはノルベルト・ミケリスのヨコハマ・ドライバーズ選手権タイトル獲得を望んでいる
-ラーダのトリオはタイで初のWTCCでの成功に意気込んでいる
-地元のティン・スリトライがタイ人ドライバーとして初めてWTCCにデビュー

ブリラムのチャーン国際サーキットで開催される11ラップずつの2レースは、11月1日に開催される。シトロエンのロペスはWTCC王者のタイトル防衛を目指すラウンドとなる。

32歳のロペスがアンディ・プリオ(2005年から2007年のWTCC王者)やイヴァン・ミュラー(2010年と2011年の王者)に続く2連覇を達成してタイラウンドを終えるには、さらにポイントを伸ばさなければならない。現在は396ポイント。残り4レースでチームメートのミュラーに75ポイント差だ。

いろいろな可能性があるが、ロペスがレース1でポールポジションから優勝すれば、ミュラーの結果にかかわらず、ロペスの連覇が決まる。ミュラーがレース1でポールポジションから優勝し、ロペスが2位か3位フィニッシュした場合、レース2でミュラーが勝利しても、ロペスはレース2で3位以上になれば連覇だ。だが、ロペスが優位なのは確かだろう。今季は5勝を挙げ、ポールポジション獲得5回、最速ラップを9回記録している。

タイでの栄光を狙っているのは、ロペスだけではない。ノルベルト・ミケリスはヨコハマ・ドライバーズ選手権のタイトル争いで25ポイント差をつけており、ゼングー・モータースポーツのドライバーは、ブリラムでタイトル獲得を決めるかもしれない。だが、ミケリスの野心はそれだけにとどまらないだろう。ドライバーズ選手権全体でも5位につけており、ホンダのチアゴ・モンテイロやガブリエル・タルキーニを上回るシーズンにすることも、十分に現実的な目標だ。

2位争いでは、ミュラーがシトロエンのチームメートであるセバスティアン・ローブに39ポイント差をつけている。世界ラリー選手権からWTCCに転向して2シーズン目のローブは、2015年に3勝を挙げている。WTCC制覇4回のミュラーにわずか2勝及ばないだけの数字だ。なお、ローブは最近、1月南米で開催されるダカール・クロスカントリーラリーへの参戦を明かしている。

シトロエン・トータルのもう一人のドライバーであるマ・チンホワも、今季レースを制している一人だ。ドライバーズ選手権では4位につけている。そのほか、ウーゴ・バレンテ(カンポス・レーシング)、ロブ・ハフ(ラーダ・スポーツ・ロスネフチ)、トム・チルトン(ROALモータースポーツ)がトップ10を争っているところ。メフディ・ベナーニ(セバスティアン・ローブ・レーシング)が11位。オランダのトム・コロネルとニッキー・カツバーグが続いている。ステファノ・ダステ(ALL-INKL.COMミュニック・モータースポーツ)、ルマン24時間レースの勝者でもあるラーダのニコラ・ラピエール、プライベーターのグレゴワール・ドゥムースティエ(クラフト・バンブー・レーシング)もタイラウンドに参戦だ。カンポス・レーシングではWTCC初参戦となる地元のティン・スリトライが、バレンテやジョン・フィリッピとともに参戦する。

トラック情報
名前:チャーン国際サーキット
全長:4.554キロ
レース距離:11ラップを2レース
WTCC開催数:初

知っていましたか?
チャーン国際サーキットでレース経験があるWTCCのドライバーは、スリトライとバレンテのみ。

最長ストレートは1000キロ
チャーン国際サーキットで最も長いストレートは、1000メートル。続くターン3はオーバーテイクの見どころだ。

WTCCにまつわる4つの「初」
1:タイでWTCCが開催されるのは初
2:たそがれ時のレース開催はWTCC初
3:スリトライがWTCC参戦、タイ人ドライバーとしては初
4:ロペスがタイで連覇を飾れば、2011年のミュラー以来初

ウェイト調整
ラーダ・ベスタとシボレーRMLクルーズTC1は、ウェイト調整なし。シトロエンCエリーゼとホンダ・シビックは、前者が60キロ、後者が40キロのウェイト調整。

現在のWTCCで最も多くのレースをこなしている2012年王者、ホンダのロブ・ハフが、“ホーム”でのレースを前に日本のファンや食事、天候などについて語った。

ロブ・ハフは、来月のWTCC日本ラウンドでWTCCデビューを飾る道上龍が問題なく適応できると述べている。

来月のWTCC JVCKENWOOD日本ラウンドで、シトロエンとホンダは同じウェイトで臨むこととなった。

ホセ・マリア・ロペスは地元でのWTCCアルゼンチンラウンドで、レースでの勝利以外の物も手にした。

WTCCアルゼンチンラウンドでWTCCトロフィーの勝利を収めたトム・チルトンとトム・コロネルはそれぞれ喜びを表している。

WTCCアルゼンチンラウンドのメインレースは、ノルベルト・ミケリスを倒し、地元出身のホセ・マリア・ロペスが勝利を収めた。