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レースプレビュー:もてぎでのWTCC日本ラウンド

レースプレビュー:もてぎでのWTCC日本ラウンド

04/09/2015 15:03

WTCCが夏の中断期間を終え、アジアと中東でのシーズン終盤戦を迎える。まずは来週、11日から13日まで初めてWTCCを開催するツインリンクもてぎでの日本ラウンドだ。

JVC KENWOOD WTCC 日本ラウンドは、王者ホセ・マリア・ロペス、イヴァン・ミュラー、セバスティアン・ローブのシトロエン勢がドライバーズ選手権を争うなかで迎える。今季、勝利の美酒を味わったドライバーは6名。さらに11名が表彰台に立っている。

東京から北に150キロにあるツインリンクもてぎでの日本ラウンドでは、ニコラ・ラピエールがWTCCデビューを飾る。シングルシーターやスポーツカーでの経験と実績を持つラピエールは、ラーダ・スポーツ・ロスネフチで2012年王者ロブ・ハフやニッキー・カツバーグとともに戦う。

チアゴ・モンテイロにとってはより大きな意味のあるラウンドだ。カストロール・ホンダ・ワールド・ツーリング・カーチームにとって、自らが所有するトラックでのホームイベントというだけではない。13日のレース1は、モンテイロや同じくホンダのノルベルト・ミケリスにとって、WTCCでの200戦目なのだ。

ウーゴ・バレンテは、亡くなった友人の記憶をたどりながらレースを戦う。元F1レーサーのジュール・ビアンキのことだ。また、2014年の日本ラウンドのレース1で、終盤に逃した表彰台に今度こそ立とうと全力を尽くすだろう。ミケリス同様、バレンテはヨコハマ・ドライバーズ選手権でのポイントも目指している。一方で、カンポス・シボレーRMLクルーズで、ドライバーズ選手権のトップ5にも割って入ろうとしているところだ。カンポスのラインナップを完成させるのはジョン・フィリッピ。一方、ALL-INKL.comミュニッヒ・シボレーのステファノ・ダステは、運に恵まれなかったポルトガルラウンドを経て、今度こそ幸運に恵まれたいところだ。

クラフト・バンブー・シボレーのグレゴワール・ドゥムースティエとROALモータースポーツのトム・チルトン、そしてトム・コロネルも、それぞれツインリンクもてぎで参戦。チルトンはトップ10維持を目指す。コロネルは日本で3勝と最も勝利しているドライバーだ。マ・チンホワは前回のポルトガルで勝利している。シトロエンのメフディ・ベナーニも参戦だ。

11日のテストを経て、ドライバーたちは12日にフリー走行と予選を戦う。13日には、13ラップの2レースが開催だ。レース1は日本時間14時15分スタート予定となっている。

WTCCにおける日本の財産
ホンダ、JVC KENWOOD、そしてオフィシャルタイヤサプライヤーとして10年目を迎えたヨコハマタイヤと、日本は2008年から長期的にWTCCを支えている。鈴鹿での4年間の成功を経て、WTCC日本ラウンドの舞台はツインリンクもてぎに移る。東京へのアクセスも楽な、モトGPで人気のトラックだ。

トラック情報
名前: ツインリンクもてぎ
場所: 〒321-3597 栃木県芳賀郡茂木町桧山120-1
ウェブサイト: www.twinring.jp
距離: 4.801キロ
レース距離: 13ラップ×2レース
WTCC開催回数: ゼロ、ただし日本では7回開催
日の出・日の入り: 5時22分/17時53分(13日)
平均気温: 20~26°C(9月)

知っていましたか?
昨季の鈴鹿でWTCC制覇を果たしたシトロエンのホセ・マリア・ロペスにとって、日本は特別な場所だ。今年は日本でタイトル連覇を決めることはできないが、シトロエンはツインリンクもてぎで強さを見せれば連覇に大きく近づく。

海上で37日
200トンのWTCCカーゴは、ベルギーのアントワープを出港してから海で37日を過ごし、東京に到着する。欧州から極東までWTCCのマシンや装備を運ぶべく、WTCCの物流パートナーであるDHL社が海と空の運送を管理している。

名前の意味は?
ツインリンクもてぎの名前は、2つのレーストラックに由来する。一つは2.49キロのオーバルコース。もう一つが、WTCCのレースが行われる4.801キロのロードコースだ。

WTCCでの「初」が4つ
1 ツインリンクもてぎでWTCC日本ラウンドが開催されるのは初
2 アジアと中東でのシーズン終盤4ラウンドのうち、今回のラウンドが初
3 ニコラ・ラピエールにとってWTCC登場が初
4 2008年のリカルド・リデルが、日本でWTCCのレースを制したドライバーとして初

ウェイト調整チェック
シトロエンCエリーゼは60キロのフル荷重で変わらず。ホンダ・シビックとラーダ・ベスタはウェイト調整なし。シボレーRMLクルーズは10キロのウェイト調整。

ニュルブルクリンク・ノルトシュライフェで行われたWTCCドイツラウンドのフリー走行1回目は、ホセ・マリア・ロペスがトップに立った。

ニュルブルクリンク・ノルトシュライフェで行われたWTCCドイツラウンドのテスト走行は、シトロエンのチームメートであるホセ・マリア・ロペスを抑えてイヴァン・ミュラーが最速だった。

チアゴ・モンテイロは今週WTCCドイツラウンドが開催されるニュルブルクリンク・ノルトシュライフェのことを、「世界で最も学ぶのが難しいトラック」と称した。

ホンダのファクトリードライバーであるノルベルト・ミケリスは、チームがシトロエンとシーズンを通じて激しいバトルを繰り広げるだろうと予想している。

8位スタートから2勝を挙げ、モロッコラウンドのメインレースでポールポジションから勝利を収めたロブ・ハフだが、自身2度目となるドライバーズ選手権制覇については慎重な姿勢だ。

今月末にニュルブルクリンク・ノルトシュライフェで開催されるMAC3に向け、ホンダはいろいろな戦略を考慮している。