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アルゼンチンの貴公子から世界のキングとなったロペス、フォーミュラEへ

アルゼンチンの貴公子から世界のキングとなったロペス、フォーミュラEへ

07/07/2016 12:00

WTCCで3連覇を目指しているホセ・マリア・ロペスが、DSバージン・レーシングチームと契約し、FIAフォーミュラEに転向することになった。

かつてF1にも2度近づいたロペスは、アルゼンチン・スーパーTC2000で活躍し、WTCCのプロモーターであるユーロスポーツ・イベンツと地元のレースプロモーターが合意し、2013年8月に地元アルゼンチンで開催されたWTCCに参加した。

テルマス・デ・リオ・オンドでの2レースのうち、2本目のレースで、ロペスはWiechers-Sport BMWで勝利を挙げた。これでシトロエン・レーシングが獲得。2014年にWTCCシーズンに臨んだ。

TC1のレギュレーションが導入され、一部のドライバーたちが適応に苦しんだ一方で、ロペスはシトロエンで連覇を達成。33歳のロペスは今季も夏の中断期間を前に101ポイントをつけている。シトロエンは彼の貢献もあり、マニュファクチャラーズ選手権連覇を飾った。

これまでに63レースでスタートを切り、27勝、ポールポジション獲得18回。最速ラップ回数は24、ラップリードは266にのぼる。2014年も2015年も新記録となる10勝を挙げた。さらに、ロペスは2015年にWTCCを新たに開催した5つの都市で勝利。そこには2連勝したニュルブルクリンク・ノルトシュライフェも含まれる。Q3に進めなかったのは31回中1回のみ。2016年から導入されたTAG Heuer Best Lap Trophyでもすでに2勝している。

WTCCドライバーとしてロペスの評価は高まり、FIAのロード・セーフティ・アクションのアンバサダーにもなった。数多くのモータースポーツ界の賞を受賞し、リオネル・メッシも受賞したアルゼンチンのトップスポーツ賞も受け取った。

ユーロスポーツ・イベンツのフランソワ・リベイロは、「WTCCに来たとき、彼はアルゼンチンにおいてツーリングカー界の貴公子だった。そして世界ツーリングカーのキングとして、2016年末に去る」と述べた。

「彼のような強いドライバーがいたことは光栄だった。WTCCに参戦してから、彼はレベルアップし、スタードライバーたちやチームたちを大きく成長させたんだ。FIAの世界王者になった欧州以外のドライバーは、アイルトン・セナ以来だよ。そしておそらく、アルゼンチンの次世代のツーリングカードライバーたちが世界のステージに飛び立つ道をつくった」。

「さまざまなモータースポーツの世界で成功したいという彼の意欲を尊重している。トップクラスのドライバーがピーク時にカテゴリーを変更するのは素晴らしいことだ。今は国際カレンダーが重なり、商業的な義務からも、簡単なことではないからね。ロペスはもともとシングルシーターで、DSバージンと一緒にフォーミュラEのトップに立つと確信している」。

「カンペオーネ、ありがとう。君の地元であるテルマス・デ・リオ・オンドで会おう。お別れまでの素晴らしい10レースの始まりだ」。

WTCCアルゼンチンラウンドは8月5日から7日まで開催される。その後、日本、中国、タイ、カタールで開催され、11月25日に閉幕だ。

WTCCのプロモーターは、フォーミュラEの主要株主であるディスカバリーの関連会社であるユーロスポーツ・イベンツだ。

ホセ・マリア・ロペスのWTCCでの経歴
2013年8月4日: デビューの週末で勝利
2013年12月16日: シトロエンが発表
2014年4月13日: マラケシュでの初戦から初のポールポジション獲得でインパクト
2014年10月26日: 鈴鹿で初優勝
2014年11月16日: マカオで新記録となる10勝目を挙げてシーズンを締めくくり
2015年3月8日: 地元アルゼンチンでの勝利でタイトル防衛シーズンをスタート
2015年5月16日: 1983年以来となるノルトシュライフェでの勝者に
2015年11月1日: 2連覇を決めてライバルたちから表彰される
2016年4月2日: ポールリカールでの初のMAC3でシトロエンの勝利に貢献
2016年5月28日: 自身3度目となるノルトシュライフェでの2勝

WTCCにおけるホセ・マリア・ロペスのデータ
スタート: 63
勝利: 27
ポールポジション: 18
最速ラップ: 24
ラップリード: 26
獲得ポイント: 1216
カーナンバー: 37

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